おはようございます。
今回は、初登山で東京にある高尾山に行ってきました。
高尾山といえば、あの「ミシュランガイドで3つ星☆☆☆」をとった有名な山の1つであります。
ジョージは、7年前に1度だけ仕事の関係で高尾山の入り口まで行ったことがありました。
でもこのときはまだ、毎日仕事のことしか考えてなかったので、山に全く無関心でした。
会社の同僚から勧められてはいましたが、
同僚:「山頂まで行けば富士山が見えるよ♪」
ジョージ:「へぇー。富士山なんてウチの部屋の窓からいくらでも見えるし(超ドライな心)」
事実、このときはホントに住んでる場所から富士山が見ました。
同僚:「高尾山のビアガーデンからの夜景が綺麗でいいらしいよ♪」
ジョージ:「へぇー。でも俺ビール嫌いで飲めねぇし。(超否定的)」
同僚:「高尾山は東京でも空気が澄んでて気持ちがいいらしいよ♪」
ジョージ:「へぇー。でも俺もともと田舎育ちだから、空気が澄んでようが無かろうが俺にとってはどうでもいいし。(完全否定)」
.....今思うと、俺ってこんなにつまんなくて○ソヤロウだったんだな...(今更だけどとても反省しています(/。\))
そんな過去の自分のしてきた行いも含めて、清らかな心を取り戻すために、初めてではありましたが、高尾山にチャレンジしてみました。
2016年11月29日、火曜日
天気は曇りのち晴れ。
朝の起床は4時30分です。
山登りは初めてなので、山には魅力の裏側にどのような「危険」があるのかジョージには全くわかりません。
予想できることといえば、「寒さ対策」「食料」「地図」「熊(・(ェ)・)」くらいですかね...。
特に熊に関しては、山登り未経験のジョージにとっては恐怖の対象そのものでした。
仲間がいれば多少は薄れたかもしれませんが、まだ冒険は始まったばかり。今回は(これからも)1人です(怖い..)・゜・(つД`)・゜・。
なので、とりあえずベストは尽くそうと思いました。(遺書も書いていくか迷ったくらいです)
熊対策に準備したジョージの装備一式です。
・剣:「超刃渡りの短い包丁」
・盾:「ワンタッチで大きく開く折り畳み傘」
・弓:「アースジェット(G専用)」
・鎧:「上着4枚(東京の真冬並の重ね着の量)」
・兜:「キャスケット」
・アクセ:「マフラー(首回りを守るため)」
・備品:「ニイナの御守り(髪の毛)」
これで、準備万端です。
京王高尾山入り口到着は、7時。
まずは、高尾山の地図を探さないと冒険は始まりません。
京王高尾山駅入り口です。
檜(ひのき)のようなとても良い香りがしました。
少しHPとMPが回復しました。
駅をでてすぐ右側に地図が沢山ありました。
料金は0ゴールドです。
京王高尾山駅の外観です。
駅を出て、そのまま右側の道のりに進んで行きます。
左側がケーブルカーの清滝駅、右側が山道(1号路)入り口です。
1号路入り口です。
かなりの急勾配の坂道が続きます。
くっっ!!思っていたよりかなりキツい坂道です。
見下ろすとこんな感じ
・・・(;´Д`)(;´Д`)ハァハァ
そろそろ山頂かなぁ...
次は階段です。後半になると1段の高さが50㎝くらいありました。
坂道を登りながらの階段というのは、膝と太股のツケネあたりに負担がかかってホントに辛かったです。
しかも、1段1段上る度に腿(もも)を高い位置まで上げないといけません。
このときまだ登山開始してから20分くらいでしたが、すでに汗だくになっていて、膝(ひざ)も疲労でガクガクして心が折れそうでしたw
金比羅台に到着しました。
横浜(右側)から大宮(左側)まで見渡せるそうです。
早くもここで、ジョージは一休みしました。
ふぅ~💨。
それにしても、全然人がいないなぁ。( ;∀;)
朝早すぎたのか、思っていたより登山客がいませんでした。初めての山登りなので、人がいないと大変心細かったです。
熊の出没を心配していましたが、その気配はありませんでした♪(〃´o`)=3
この辺りから、紅葉が見れました。
高尾山頂まで、あと2.7㎞です。
まだまだ急勾配の坂道が続きます(;´Д`)ハァハァ
このとき、暑すぎて鎧はほとんど脱いでいました。ズボンの中に履いていた股引(ヒートテック)も脱ぐために、1度パンツ一丁になっていましたw
誰も見てないから大丈夫だよね♪
紅葉が綺麗ですね♪
この辺りまで来ると、坂道が急に緩くなります。
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノヨッシャ!!
たこ杉に到着しました。
どうやら縁起のある神聖な木のようです。
急にジョージの体も軽くなったような気がしました♪
このあたりまで来ると、登山者とちらほら出会うようになります。
出会い頭に『おはようございます』と挨拶をしてくれたのがとても嬉しく、そしてとても落ち着きました。
ゞ(^o^ゝ)≡(/^_^)/"
東京でこの経験をしたのは『初めて』でした。
田舎にいた頃は「当たり前」のことだったので、ちょっと心が温まりました(*´ー`*)
高尾山って良いところだなぁと思いました。
浄心門です。
皆様、入門するときと出るときに一礼していました。
「被災地復興祈願」掲げてありました。
ジョージも故郷にお祈りをしていきました。
浄心門の左手にある殺生禁断
女坂(右側)と男坂(左側)
このとき、既にHP(体力)がほとんど残っていなかったジョージにとって、男坂を上る気力(MP)はありませんでした。
女坂で行かせていただきました。(。・ω・。)ゞ
有喜苑仏舎利塔の紅葉
女坂と男坂のちょうど真上にこの場所がありました。
そこには東日本大震災物故者供養碑があったので、ジョージも祈らせていただきました。
「被災で辛い思いをした方たちのために頑張る」のではなく、『被災で辛い思いをしたからこそ、より幸せになる』と誓いました。
有喜苑仏舎利塔
高尾山環境保全基金モニュメント
十善戒
高尾山薬王院入り口
六根清浄石車
懺悔!懺悔!
自然の豊かな場所にいると『怒り』とは全く無縁である気がしました。
足の小指にマメができたり、お尻まわりの筋肉をいつも以上に使ってピクピクしてたけど、そんな痛みが逆に『愛おしく』感じたものです。
ここまで『健康』でこれたことに、『五体満足』でこれたことが、どんなことよりも『幸せである』と初めて実感出来ました。♪ヽ(´▽`)/
六根清浄石車とは
この石車をゴロゴロ回しながら自分の心を見つめ直すのですね♪
懺悔!懺悔!
懺悔とは
『ざんげ』とは、心を迷わせる「貪り(むさぼり:自分最優先の心)」、「怒り」、「愚痴(諦めたり挫(くじ)けたりする弱い心)」の3つの煩悩(ぼんのう)を悔い改め、反省の心を起こす。
過ちを犯したときに、キチンと「反省」して次に活かすことが大切なのですね。(´ー`)ノ
ジョージのこの10年間は、ホントに「自分最優先」だったなぁ.....。
自分の出世のために、沢山の仲間(ライバル)を敵に回してきた気がします。
勿論死に物狂いで仕事してきましたが、そんな無理な生き方しなくても、もしかしたらより良い人生の選択はあったのかもしれません。
それでも、そのときそのときの選択において、ジョージがしてきた決断は全く後悔していませんが....でも、これから先の生き方はそうであってはイケナイと思いました。
この5年間で、ジョージは沢山迷いました。
どんな生き方しても、それはその人の自由です。でも、志半ばで倒れることがあった時に....そのときは後悔のない「幸せであった」という想いは欲しいと感じました。
5年前の悲しみから逃れられずに、今まで生きてきました。生きることに諦めそうになったことも何度もありました。
でも5年前の傷があるからこそ、最後まで諦めないことを誓いました。どんなに辛くても最期まで生きようと決めました。
今までの私にこの高尾山でお別れすることにしました。
ここから、また新たに前に進むことを決心しました。
高尾山薬王院
2階建てトイレ
とても、綺麗なトイレでした♪
なんとウォシュレット完備です( ̄ー ̄ゞ-☆
あまりにも快適だったのでジョージはここで一服(水)して行きました。
ジョージがトイレに向かって写真を撮っていたので、周りの人たちも、トイレに興味津々でしたw
高尾山山頂
写真では見づらいかも知れませんが、雲と雲の隙間から太陽の光が「後光」のように街に射し込んでいて、とても美しかったです。
山頂に到着です♪
時間は9時50分。
記録は2時間30分ですw
(ジョージは登山Levelが上がった(気がした))
山頂に着いた人たちは、ここで御飯を食べていましたが、ジョージは水しか持って来なかったので、HP(体力)は回復しませんw
後は自然の力でMP(気力)をカバーして下山していきたいと思います。
高尾山山頂からの富士山
日本一高い富士山を見ると、頂点にたった気がして少し気持ちが高揚しましたq(^-^q)
帰り(4号路)
下りは、吊り橋を見て帰るために4号路に決めました。
ところが、コンクリート舗装されていた1号路と比べて、4号路は登山道なのでかなり地面がぬかるんでいました。
吉祥寺で買った「ナイキ」のスニーカーが土で汚れましたが、こんなに土の上や落ち葉、木の根っこを踏みつけて歩いたのは10年ぶりくらいなので、滑らないか不安だったけど幼少期を思い出してとても楽しかったです♪
吊り橋
せっかくの吊り橋なので、人がいないことを見計らって、グラグラ揺らしてみました。
たまには、はめをはずすと面白いですね!
常に人のことを気にして生活する都会に戻るのが嫌になってきましたw
やっぱり田舎の環境のほうがジョージは向いているのかなぁ~(*´ー`*)
1号路浄心門に合流します
上りのときと比べて、人がだいぶ増えてきましたね♪
割合としては、御高齢の方たちが5割、観光客(外国人)が3割、2割がファミリーや学生、カップルといったところでしょうか?
森ガールが予想以上に多かった印象がありました♪
・初めての山登りで気がついたこと
①とりあえず行動してみる
②助け合い
③感謝(見ず知らずの人に:一期一会)
④田舎に存在した人の温かさ(挨拶の大切さ)
東京というのは、あまりにも便利過ぎるがゆえに、大切な何かを忘れてしまうのかもしれませんね...。
当たり前のように人が行き来して、 それも沢山過ぎるくらいの人でごった返しているので、例え困っている人がいても「私じゃない誰かが手を差しのべてくれるだろう」と思ってしまいます。
誰かがやってくれる。のではなく『自分から積極的に動く』
東京は、人が沢山いるのにも関わらず『とても孤独な環境』であると感じます。
同じマンション、隣に住む住民がいても、田舎のような密な繋がりはほとんど無くて、正直『隣や上の階、下の階に住んでる人が、いったい誰なのか、どんな人なのか全く分からない』のが現状です。
これからは、大家さんを始め、近隣に住む顔見知りの方たちに挨拶からでも始めようと思いました。
歳をとってくると、若い時とは違って面倒臭いことを積極的に避けようとする自分がいることに気がつきました。そして無意識のうちに『失敗』を極力したくない。『恥ずかしい思いをしたくない』という自分が昔よりも巨大化していることに気がつきました。
ジョージにとっての「成長」は常に『失敗から学ぶ』ことでした。
心配や不安はあるけど、とりあえずまずは行動してみる。
その結果、失敗したり、客に怒られたり、上司に怒られたり、部下に嘗められたり、色んな経験してきたけど、なんだかんだいって、その生き方が一番成長する近道だった気がします。
5年前の出来事あたりから、少しずつ消極的になっちゃったのかなぁ....
これからは、色んなことにチャレンジしたいと思います!新しいことも沢山しようと思います。
沢山失敗して、沢山恥ずかしい思いをすると思うけど、命に関わることじゃないなら『大したことではない』よね
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
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